命の洗濯

201106iwana1 先週の23日から25日まで2泊3日の釣行。久しぶりなので準備段階から子供の遠足みたいにわくわく。行き先は福島の南会津。天気予報は東北に梅雨前線が停滞し、大雨と伝えていた。レインウェアを着こんでも大雨の中の釣りは苦行に近いものがある。まあ覚悟して現地に行ったのだが、曇ったり小雨が降ったりで釣りにはちょうど良い。俺のフライに数匹のイワナが遊んでくれた。

宿でテレビを見ると、隣の新潟や山形は大雨とのことだが南会津は奇跡的に大崩れしていない。翌日は太陽が照りつけ、一転魚の気配が全くといってよいほど無くなる。不思議なもんだ。夕方には曇りから雨に変わり、日没近くにバタバタと釣れたのでボウズになることなく竿をしまえた。

201106iwana2 宿の主人に話を聞くと福島の西外れとはいえ、福島県というだけで客足は遠のいてしまっているとのこと。友人とのオジサン二人旅、雨が降ってもこのさきの人生にあまり影響なし、放射能恐くないと遊んで来たが、いやはや風評被害はそこかしこにあるのだな。

最終日は釣りをせずに尾瀬を歩こうと計画していたが、さすがに梅雨前線が南下を始め南会津は大雨となった。どっかで観光しなきゃと日光に寄って雨の東照宮へお参り。アベックや家族連れで賑わう中、オジサン二人はかなり浮いた存在ではあったが、へらへらと散策して帰途についた。走行650Kmなり。

20110624 渓は緑一色。久々の釣行という嬉しさもあり、草いきれと川の匂いが無茶苦茶に心地良く感じた。で、思わず口もあんぐりと開いてしまうのだ。夜は露天風呂の温泉に浸かり、生ビール飲んで山菜料理やイワナのタタキなど山の恵みを食らう。加えて気温は高原の天然クーラーなのだから言うことなし。

今日から日常に戻った。どよーんとした東京の空気。ああ、また川に行きたいのう。

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Fine & Hard Rain

The_river090615_2久々の森林浴。水しぶきが生む天然のイオン、森が生む天然オゾンを体に注入したものの、思うように魚は釣れずストレスも少し。


Iwana090615
福島県の南会津、桧枝岐近辺へ釣行した。初日は天気も良く、岩魚もそこそこ毛鉤に食いついてくれて上機嫌。宿の温泉、山菜のフルコース、裁(たち)そばも美味。兄が手作りしてくれたランディング・ネットの入魂式に数匹の岩魚を掬うことができて良かった。

Bearま、こんな看板もあって、彼らの生息域を脅かさないよう恐々と釣り上がる。それにしても「Moon-Necklaced」ってそのまんまだけど何か可愛い呼び名。

翌日は場所を変えて釣りをしたが惨敗。夕方から"Rolling Thunder Revue"状態になり早々と退散。山の中でゴロゴロ鳴り出すと肝っ玉が縮みあがる。福島~栃木~群馬~埼玉~東京~神奈川と道中はダダ降りで雷を追って走ったような感覚。すっげー雨だった。帰宅してTVでニュースを見たら、昔の人は「神鳴り」と言ったそうな。地球を汚した人間に神様は怒っているのだな。

寄る年波か、川の遡行は下半身にかなりの負担を強いる。今回もコケてケツを打った。川底に岩が並ぶ水の流れに足腰の踏ん張りが効かない。でも、圧倒的な緑とクリアーな水の中、気分は晴れた。尾てい骨も腫れたけど。

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Fishing Tour June 2008

River080605 Yamame080605 6月5日、山形の小国川水系のマイナーな川に入る。水量はしょぼい。何もいないだろうな、とは思いながらグリズリーのパラシュート・フライを投げてみる。反応は芳しくなく、こりゃだめかと思ううちにパシャリと反応があり合わせてみるとヤマメが釣れた。期待していなかっただけにサイズは20cmそこそこなれど、ネイティヴなヤマメが顔を出したので嬉しかった。車で寝ていた兄貴はその後、となりの有名河川で尺イワナを釣り上げた。さすがー!! 東北は宮城の北西部と山形県境をウロウロした我ら兄弟、家路について一週間後にあのような地震が来ようとは夢にも思いませんでした。釣り人が今でも行方不明。緑の中で命の洗濯をしようと川の畔に佇む釣り人の気持ちが分かるだけに、言いようの無い虚しさが心をよぎります。

西宮在住時、阪神淡路大震災を経験しているだけに、自然の脅威を改めて感じた岩手宮城内陸地震のニュースでした。

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a man and the river

A_man_and_the_river 宮城、山形へ2泊3日の釣行。友人が撮影してくれた左の写真を見ると、使い古された言葉かも知れないが、大自然の中の俺の何と小さいことよ。旨い空気、鼻をくすぐる水の気配、濃い緑の存在感に圧倒された。

東北はまだ入梅宣言されてはいないが、晴れのち曇り、そして雨、あれれ晴れた、曇った、と空の色が目まぐるしく変わる。イワナ、ヤマメ、ニジマスと日替わりで三目釣りの日々と相成った。Fogriver_1 小雨混じりの夕暮れ時、川面に霧がかかる幻想的な頃合に大物が俺のフライに飛び出す。おお、40cmオーバーは間違いない。でもランディングしたらニジマスだったのでちょっとがっかり。 へっぴり腰でネットへ収める瞬間も友人がしっかり捉えてくれた。Fishon2

朝早くから暗くなるまで、何も考えずにひたすら川の流れを読んで魚を誘い出す。川を歩き、パンパンになった腰は温泉で癒すことができた。ああ、一日という時間の単位があっという間に過ぎていく。

0706yamame_2 明るい日差しの中で釣り上げたヤマメ。ネットの中に収まった魚体は小さいけれど、Fishon1 思い通りにフライを流し、思い通りに食いついたヤマメだったので得意満面になってるね。兄貴、友人、そして俺のオジサン3人の珍道中、数は釣れなかったが、無事に終了してひとまず安心。この後は梅雨の合間に、さて何処へ行こう、かな?

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ベスト・シーズン

Iwana Fly Fishingは水面に水棲昆虫が飛び交う5月~6月がベスト・シーズン。新緑の美しい時期でもあり、川辺に立つと爽快である。しかし、今年はいつでも川に行ける状況なのだが、遊んでばかりではいられないと自制する自分が片隅に在るようで「さー、行こう!」という気分にイマイチ乗り切れない。

とりあえず行くか、なんて優柔不断な根性だと毛鉤を見つめる集中力も薄れるし釣果も低調。それでも今年初めての岩魚ちゃんとご対面できたので、良しとしよう。釣ったらどうするかって? 持ち帰ることは殆どなくリリースします。餌釣りのおじさん連中はバカスカ釣って持って帰るけど、それでは川の魚がいなくなるだけ。ああ、いつでも綺麗な魚がたくさん泳ぐ川があって欲しい。

川に向かう途中、運転しながら道路脇の看板が視界に入った。「ウンコと食事」と網膜に映った。確かにそう読めた。何だありゃ? 何かの間違いか、そりゃレストランにトイレぐらいあるだろうよ。その瞬間、ああ、俺の目は相当に衰えた、と一人で笑ってしまった。「ワンコと食事」、そう、ペットと一緒に入れるレストランってわけだ。うーん、なかなかいい日だったぜ。

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解禁

3daystour_010 3月になると多くの渓流は解禁になる。花粉症なのに森に行きたくなる。水の香りを嗅ぎたくてウズウズする。まさかこの俺が釣りに夢中になるなんて、自分でも驚きです。関西在住時、会社の同僚がフライ・フィッシングをやっていて、彼らに弟子入りして始めたのがこの釣りだ。奈良県の吉野川上流域へ行ったのが最初。もちろん何の釣果も無かったが、川や森の中にいるだけで心地良かった。鳥取、滋賀、京都など日帰りであちこちの川へ行った。一泊できる余裕があれば石川、岐阜、島根へも出かけた。当時は独身だったので、部屋の中はフライを巻く道具や材料(鳥の羽、獣毛)を出しっぱなし。音楽を聞きながら、そしてWhiskeyをちびちびやりながらフライを巻いた。次回に行く川のことや、そこに住むイワナやアマゴ、ヤマメのことを考えながら。

3daystour_047 日頃は音楽がいつも身近にあるが、森に入ると耳に飛び込むのは鳥の鳴き声、風と水の音だけ。頭の中は静かなんだけど、フライを投げ込んで、ここで魚は絶対に出る、と確信した水の流れや沈み岩のあたりにフライが通過しようとするとき、脳内のターン・テーブルがいきなり回りだす。川の中でDJやっちゃうわけだ。そのときどきで曲は違うが、だいたいプロフェッサー・ロングヘアのBig Chiefのイントロであることが多い。何故だか分からないが、魚がフライに飛び出す劇的なシーンにあのピアノのビートがよく似合うのかも。

今年はどれだけ川へ行けるかな。相棒は兄貴。River Runs Through Itで言えば俺はブラピなのだが、我ら兄弟はあんなにカッコよくはない。日帰りなら奥日光、泊まりで行けるなら宮城、山形あたりまで。そういえば、一人0317blog_1で東北ツアーに出かけたとき、早めに切り上げて仙台の、そう、あの有名な酒屋「いづみや」に寄ったことがあったなー。健ちゃんに紹介してもらった酒田市のNew Orleans好きに釣行の途中で会いに行ったこともある。全国津々浦々、釣りして音楽好きに会うというのも楽しいものだ。

 さて、フライ巻かなきゃ。今年の秘密兵器は何にしよう?

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