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She Shot A Hole In My Soul

Box_tops_non_stop Alex Chiltonが3月に亡くなり、何か書こうと思っていたけど、さて何を書いてよいやらとダラダラして今日に至る。今日は良いきっかけとなる出来事があったのでスラスラ書けそう。

ラジオを聴くことは滅多に無く、せいぜい車を運転中の時くらいで、それもインターFMしか聴かない。このFM局、昼間にマディやウルフのブルースを流したりもして驚かせてくれる。で、今日の夕方、ラジオのスイッチを入れるとウルフマン・ジャック・ショウをやっていた。過去のDJをデジタル・リマスタリングしてオン・エアしており、耳を傾けていると、あのダミ声で「バックス・タップス、クライ・ライク・ア・ベェイビィィー」というMCに重なって曲が流れ始めた。おー、予測なしで好きな曲が流れるときの感動ってなかなかの快感。「イエー!」と運転しながら叫ぶのも好き。

Alex Chiltonの声って憂いがあって大好き。このLPは彼らが残した4枚のアルバムの中では3作目。カット盤なのでChiltonの下腹部に穴が空いている(ひでー!)。収録曲で特に好きなのがA-4."She Shot A Hole In My Soul"。作曲はArea Code 615、Barefoot Jerryに在籍したナッシュヴィルのSSW/ギタリスト、プロデューサーのMac Gaydenと共作者にC.Neese。ポップ・ソウル色濃い冒頭のコーラスから引き込まれ、そこに続くChiltoの歌声が滲みる好曲だ。シングルで切られることもなかったのでヒット・チャートに上がることもなかった。

Clifford_curry この曲のオリジナルはナッシュヴィルを本拠とするR&B/ソウル・シンガーのClifford Curry。元はコーラス・グループのFive Pennysに在籍、Savoyでシングル・デビューしている。ソロ転向後はExcelloにシングルがあるようで、当時の歌声はどこかのコンピレイションに紛れ込んでいるかも知れない。Curryのソロ活動が活発化したのはAmy傘下のElfレーベルで何枚かのシングルを残すが、ヒットしたのはこの曲のみ(R&Bチャート 45位 67年)。

The Box Topsはレーベルが同系なのでこの曲をカバーしたのだろうか、それともR&Bヒットに目ざといプロデューサーのDan Pennがチョイスしたのか。何れにせよ、Chiltonらは原曲にほぼ忠実にカバーしており、バンド・サウンドのメリハリとロック・バンドの勢いがあってアルバムの中でも一際目立つ。

Curryのこのシングル、プロデュースはBuzz Cason。Mac Gaydenとのコンビで曲作りも行ないヒット作もある。

Alex Chiltonはニューオーリンズ在住であった。何度もこの地を訪れたがその気配を感じることはなく、ましてやライヴを見る機会もなかった。でも、街中のデリとかで接近遭遇してたかも、何て思うと嬉しいやら寂しいやら。

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コメント

booneyさん、お久しぶりです

BoxtopsのこのLPは私も持っていますが 埋もれがち
なこの曲にこんな秘話があったとは! さすがはブン
ちゃんだ!^ー^ いやあ ありがとうございます
私はペン=フリッツの「Chou-Chou Train」くらい
しか思いつかないもので(笑)

ちなみに 旅のおみやげに頂いた南部スタジオ
の写真は 敬愛するアレックスの『ハイ プリースト』のLPのなかに しっかり保存されています!

投稿: オビ | 2010年6月12日 (土) 03時03分

>obinどの
 最近は寄る年波のせいか(笑)アルバム単位でなく1曲入魂の毎日です。いろいろ思いがけない発見があるので過去の音源探索はなかなかに楽しい。俺はChiltonのソロ・キャリアはアルバム2枚(メンフィスの中古レコード店で購入)しか聞いてないので偉そうなことは言えません。機会があればobinの熱い解説で彼の音源をたっぷりと聞かせてもらいたいものです。
 しっかしBox Topsはイカしてるなー!

投稿: booney | 2010年6月12日 (土) 12時14分

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