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いわゆる、企画もの

Sailaway 先日、中目黒のBirdsong Cafeで飲んでいると、初耳の"Louisiana 1927"が流れた。「サニー・ランドレスが演ってるよ」と店主の梅澤氏。「えっ、これ何?」、「ランディ・ニューマンのソング・ブック」、「うわ、知らなかったよ、これ欲しい」。というようないきさつで注文し、本日届いたCDが「Sail Away / The Songs Of Randy Newman」(Sugar Hill)、発売は2006年とある。知らないシンガーが名を連ねていて、ここで詳細を語るほどの知識はないがブルーグラス、オルタナ・カントリー系のミュージシャンが多い。僕が分かる歌い手はスティーヴ・アール、ベラ・フレック、そしてルイジアナのロッカー、マーク・ブルッサードあたり。一見して渋いアーティストが集ったこの企画もの、音の感触は滋味に溢れ、そしてランディへのリスペクトが漲る好盤だ。

Randynewman2008 幸運にも今年ランディ・ニューマンのライヴを見ることが出来たので、このアルバムは感慨深いものがありますね。

トリビュートという明確なコンセプトの下にアーティストと曲を選んで新たに録音するという企画、他にも素晴らしい作品がある。

Jimmierodgers_2 俺はジミー・ロジャースをブルース・マンだと思っている。彼が残したホーボー・ブルースをさまざまな歌い手が綴る素晴らしいアルバム「The Songs Of Jimmie Rodgers - A Tribute」(Columbia) '97。ブルーグラスのアリスン・クラウスはこの盤で知った。彼女とユニオン・ステイションが歌う"Any Old Time"。バンド全体で「エニイ・オール・タ~イム」とコーラスが入る部分を初めて聞いたときは全身鳥肌状態になったことを覚えている。アーロン・ネヴィル、ボブ・ディラン、ボノ、ヴァン・モリスン、ディッキー・ベッツなどなど、各々の解釈で歌い継がれていくジミーの作品の数々。どれも胸を打つが、特にドワイト・ヨーカムの"T For Texas"は無骨に徹した名唱で最高!

Docpomus ドク・ポマスは40年代にはビッグ・バンドを従えた歌手であったが、その後作曲家に転じ、NYを本拠に所謂ブリル・ビルディング出身のライターとして多くの名曲を残した。その功績を讃えたアルバムが「Till The Night Is Gone : A Tribute To DOC POMUS」(Forward / Rhino)'95。この作品に集った面々も曲者ぞろい。ロス・ロボスの陰鬱な"Lonely Avenue"、ビッグ・ジョー・ターナーが朗々と歌った"Boogie Woogie Country Girl"をボブ・ディランがカヴァーするという快挙。アーロン・ネヴィルが唄う"ラストダンスは私に"は越路吹雪に比肩する、いや、相対する出来映え。アーロンは女役、越路は男役のアプローチだからね。

サム・クックの名曲をジャンルお構いなしで色々なシンガーが歌う、なんてアルバムはないかしらね?まあ、考えればいろいろアイデアは出てくるな。立派な企画もの専門プロデューサーになれるかも。

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