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Tokyo Jazz Festival '08

Tokyo_jazz08 昨夜は有楽町の国際フォーラムで東京ジャズ・フェスティヴァルを見た。出演者はロベン・フォード、サム・ムーア、そして初来日で話題騒然のスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン。フォーラムのAホール、ほぼ満員状態でありました。

オープニングのロベン・フォードはタイトなブルース・ロック・トリオといった風情。やや淡白であった前半だったが、最後の方はパワフルでなかなかの熱演だった。B.B キングやフレディ・キングらにリスペクトを込めた曲を盛り込んで端正なギター・プレイに終始していた。

続くサム・ムーアはStax時代の名曲を揃え、加えてバディ・マイルスの「ゼム・チェンジズ」やらアン・ピーブルズの「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」とかソウルのヒットを交え、貫禄のステージを見せてくれた。特に「アイ・スタンド・アキューズ」をドラマティックに歌い上げたときは本当に感動した。「オー、イェー」の一言に身震いできる歌手であり、その衰えを知らぬ強力な声量に涙した。バンドを指揮していたベースのアイヴァン・ボドリーはNYでハワード・テイトの復活ライヴを見たときのベーシスト。あちこちで仕事してんだなー。

Sly45rpm いよいよスライとファミリー・ストーンの登場となる。ステージのセッティングが終わるや否や会場は手拍子の渦となった。メンバーが出てくる前からこんなに盛り上がるなんてあまり経験がないね。バンドが出てきたとたんに会場は総立ち。スライの姿はまだ見えない。一発目は「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」、そして間髪入れずに「エヴリデイ・ピープル」へと連なっていく。このメドレーで一息つけた後にスライ・ストーンが凄まじい歓声に迎えられて登場。この後は「スタンド」、「ファミリー・アフェア」などなどヒット曲の連発となる。で、肝心のスライ本人の調子なんだが、予想どおりバリバリのファンクぶりというわけでは無かった。鍵盤の前に座ると俯き加減で指先も弱々しい。ヴォーカルも呟くような細さで心配したが、要所要所で立ち上がりマイクを握る手に力を込める場面が見受けられた。最後の「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー」で絞り出した歌声に往年の凄みを垣間見る。これでスライは舞台を去り、バンドのみで「サンキュー」と再び「ハイヤー」を繰り出して終了。何だかんだ言ってもスライの存在感は強烈でありました。

バンドはスライの妹、ロージーやトランペットのシンシア・ロビンンスン、サックスのジェリー・マルティーニらのオリジナル・メンバーを含み、シャープな演奏を聞かせてくれた。特にヴォーカルで入っていたロージーの娘が素晴らしい歌声を轟かせ、会場を圧倒していたのが印象的だった。

というわけで、三者三様のグルーヴを堪能した日曜日の昼下がりでありました。

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コメント

あれ?booneyさん、スライ興味ないって言ってませんでしたっけ?(笑)

投稿: sumori | 2008年9月 2日 (火) 22時29分

>sumoriどの
 興味はなくても好奇心はある??。まあ、予想以上でもなく以下でもなく。サム・ムーアは見ておいて良かったね、ホント。

投稿: booney | 2008年9月 2日 (火) 22時39分

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