このシングルは今年のNew Orleans旅行で入手したもの。$4なり。もちろんTravis Wammackというミシシッピ出身のSwamp Rockerは以前から好きだったが、曲目が"Parchman Farm"なのだから即買いである。ファズの効いたワウワウ・ギター、泥臭い語りが冒頭を飾る異色のカヴァー。これだからシングルは止められない、70年のFame録音だ。TravisはFame/UAからこの後デビューLPをリリースしているが(欲しい!)、このシングルは収録されていない。
レコードだけではなく、何とライヴも見ることができた。New Orleans Jazz Fest.期間中に行われるPonderosa Stompのスケジュールは、毎年羨望の眼差しで見つめてきた。往年のブルース、R&B、ソウル、ロカビリー、ロックンロールなどのシンガーが大挙出演するのだから。第7回目となる今年のイベントもそりゃ凄かった。夜7時から始まり、終わるのは明け方の3時。ハウス・オブ・ブルースのメイン・ステージ、レストラン・エリアにある広場、そして隣接するパリッシュのステージで演奏が行われた。Travisはメイン・ステージに夜も更けたころに登場。気合充分、デビュー当時のロカビリー・インストをメインにギンギンに弾きまくってくれた。
ミシシッピで育ち、メンフィスでミュージシャンとしてデビューした男。SUN、HIなど有名インディーズはもちろん、さまざまなローカル・レーベルで盛りあがったメンフィスのロカビリー・シーンの中でもまれ、後にMuscle Shoalsでスタジオ・ミュージシャンとして働き自己の作品も多く残した。初期の姿は「That Scratchy Guitar From Memphis」(Bear Family BCD15415 '87)でガッツ溢れる、濁ったガレージ・ギターを堪能できる。セカンド・アルバムとなるCapricornの「Not For Sale」'75はスワンプの裏名盤。これはUS盤に加え国内盤も所有している。
セッション・ワークは膨大なようで全容を掴むのは難しい。手持ちのレコードを全てチェックすればもっと出てくるかも知れないが、Candi StatonやClarence CarterのFame録音、Muscle Shoals Sound Studioのセッション・アルバム「Cream Of Muscle Shoals」(Eagle 3136 '75)などへの参加が確認できる。興味ある人、調べてみてね。
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