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John Sinclair

Photo68_2 Johnsinclair 昨日、ジョン・シンクレアのトーク・ショウがあり、原宿の東京ヒップスターズ・クラブに行ってきた。レコード・コレクターズ誌のイベント欄でこの催しを知ったときは本当に驚いた。まさか、ジョンが日本に来るなんて。招聘したのは会場となったクラブ(洋服売り場やカフェがある)で、60年代後半から70年代前半の彼のキャリアを探るトーク・ショウであった。よって、デトロイト時代のMC5のマネージャー、ホワイト・パンサー・パーティのリーダーとしての活動といった、音楽に反体制の政治活動を絡めたインタビューが主な内容であった。ベトナム反戦、LSDとマリファナと元祖パンクといえるMC5の音楽活動を当時の熱い夢を蘇らせながら淡々と語る。年月日など恐るべき記憶力である。

政府から危険視されていた彼はマリファナ所持を理由に刑務所送りとなる。アメリカに移住したばかりのジョン・レノンとオノ・ヨーコはそれを怒り、スティーヴィ・ワンダーらとジョンを救うコンサートを行ったのは有名な話。そういった70年前後の混沌とした時代を振り返る興味深いインタビューだった。

Guitararmy1 Guitararmy2 ジョンは現在アムステルダムにいるが、その前はニューオーリンズに長く住んでいた。94年のマルディ・グラ・シーズン、ルイジアナ・ミュージック・ファクトリーでブルースのSP盤を買っていたとき、レジ奥にいたおじさんが話しかけてきた。「おお、BBキングにマディ・ウォーターズか、君はブルースが好きなんだね」、てな感じ。そのおじさんがジョン・シンクレアだった。以降、96年にニューオーリンズを訪れたときはDJをしていたWWOZでオン・エア中にスタジオを訪れ、「日本から友人が来ているので紹介しよう。ロッキン・ブンヤ!」などと煽られ、何と放送に出演してしまった。"I'm so glad to be here"とか、しどろもどろで喋った記憶が(赤面)。このときはフレンチ・クォーター内にあった彼の自宅にも遊びにいった。98年は新婚旅行で訪れ、ジョンのポエトリー・リーディングを見ることができた。結婚祝いに彼は著書「Guitar Army」をサイン入りで贈ってくれたりもした(写真はその本)。その後なかなか会う機会がなく、ジョンはニューオーリンズを離れてアムステルダムへ移住。しかし05年のJazz Fest.シーズンにニューオーリンズで久々に会うことができた。

今回のトーク・ショウはジャズやブルースの評論家という観点での話しはなかったが、ジョンの原点を知るよい催しであったと思う。何よりジョンが日本に来た、という事実が凄いというか信じられない。インタビューした鳥井賀句氏に個人的に連絡し、ジョンとゆっくり会えないかと事前にお願いしていたが、主催者側のスケジュールが詰まっていて無理とのこと。2泊3日で帰ってしまうのだからジョンも大変だなー。東京見物に連れ出したかったのだが。この後ロンドンに行って、すぐにデトロイトへ行かなきゃ、と言ってた。

トーク・ショウ終了後、立ち上がった彼は最前列に座っていた俺を"Booney !"と手招きしてくれた。握手してハグして。大勢のお客さんの前で恥ずかしかったが、「東京で会えるなんて信じられない」と伝え、しばし再会を喜んだ。「ニューオーリンズ・ミュージック・ガイド・ブック」を進呈したところ、その本にキスして喜んでいた。嬉しかったなー。もっと会場にいたかったのだが、サインを求めるお客さんが列を作っていたし、The Monophonicsのライヴがその日に控えていたので「See you in New Orleans !」と声をかけて会場を出たのだった。ああ、もっとゆっくりNew Orleansのこと話したかったよ!!

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コメント

先に席を立って失礼しました。でも、本当に彼の話は面白かったですね。最後までいたかったです。でも、半分くらいは聞けたのでよしとします。

ピストル・ピートのライブもよかったですよ。

投稿: sumori | 2008年7月 1日 (火) 00時53分

>sumoriどの
 先日はお疲れでした。あのトーク・ショウ、主催者がヴィデオ撮りしていたようなので何かの機会に公開してくれるといいのだけど。

投稿: booney | 2008年7月 1日 (火) 12時23分

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