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Muscle Shoals Sound Studio

Muscle_shoals1 続いてはMuscle Shoals Sound Studio。69年にFameのリズム・セクションとして働いていた4人のスタジオ・ミュージシャン(デヴィッド・フッド、ロジャー・ホウキンズ、ジミー・ジョンスン、バリー・ベケット)が、金に汚いリック・ホールに愛想が尽き、独立して作ったスタジオだ(↓4月10日の項にその4人の写真を貼り付けてある)。ここで録られた作品も素晴らしいものが多く、ロック・ファンにもお馴染みだろう。ボズ・スキャッグスのファースト、ルルの"New Routes"など好きなアルバムばかり。ソウル系ではステイプルズ・シンガーのSTAX盤もここでの音だ。その他、このスタジオを訪れたミュージシャンはFame同様数え上げたらきりがない。Fameから直線距離でせいぜい1.5マイルほどの近所にある。到着初日、Fameを確認してから宿を決め、荷物を降ろして落ち着いたのだがまだ外が明るいのでMuscle Shoals Soundも捜しとこうと出かけた。そのときは6時過ぎでスタジオは無人だった。翌日、再度出かけたところNoelさんという管理されている方が中を見学させてくれた。この人はスタジオのHPも作っている。

Muscle_shoals2 これがスタジオ内部。ここでストーンズの"Wild Horses"が誕生したのか、と女房が感慨深くあたりを眺めていた。この雰囲気を何と言ったらよいか、壁や床に音が染み付いている、そんな色合いだった。このスタジオは85年にマラコに売られ、2005年には完全に活動を停止したと聞いていた。Noelさんにそのことを尋ねると、いや、いまでも録音仕事はしてるよ、と言っていた。どうなってるのかね? 隣接する倉庫に案内され、そこに置かれた膨大な機材に驚く。アトランティックのトム・ダウドが持ち込んだという8トラックのミキサーが鎮座していた。HPにも記載されているが、電話予約すればスタジオ内見学が可能である。因みに、3614 Jackson Highwayとあるので、車がビュンビュン走るところなんだろうなと予想していたが、前の通りは片側2車線の田舎道で車の往来も少なく長閑なところだった。

Quinvy1 Muscle Shoals Sound Studioから徒歩で数分のところにあったのがクイン・アイヴィが設立したQuinvy Studio。Fameのスタジオ・ミュージシャンを借りて録音したのがパーシー・スレッジだった。後にレーベルも興し、トニー・ボーダース、ビル・ブランドンなどのサザン・ソウルを生んだところ。やがてデヴィッド・ジョンスンがオーナーとなりBroadway Sound Studioと名を変えて運営されていたが、現在はクローズされて跡地には新たな建物があった。

Quinvy2 小雨混じりの中、その住所の前に佇んだ。録音の際はミュージシャンや関係者の車が並んでいたであろうBroadway St.に人影は無く、サザン・ソウルの栄華を感じさせるものはない。ひっそりとした空気の中、昔の面影を想い感慨に耽ったのであった。次回は、Alabama Music Hall Of FameなるMuseum見学の話をしよう。お楽しみに!

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