« New Orleans チャリティ・コンサート | トップページ | 百軒店の想い出 »

It Hurts To Love Someone

Guitarslim1 「愛することは傷つけること」って感じでしょうか。注)sumori氏によると、大意は「愛することって辛いぜ」とのこと。うーん、実に奥深いブルース・バラードである。ギター・スリムといえばSpecialtyの凶暴なサウンドが最高だが、後のAtco録音も侮れない。音の方は悪ガキから成長して大人じみたものに変化しているが、おかげでこんなに情緒深い曲が生まれている。それにしても猛然と突っ走って人生を終えてしまったわけで、60年代にもしギター・スリムが生きていればジョニー・ギター・ワトスンのようにファンキーな音を残してくれたのでは、などと「たられば」の戯言が思わずこぼれる。

Earlking1 そのギター・スリムをアイドルとしたアール・キングのカヴァーがある。このシングルのB面がそれで、A面は"Manakin"という曲だ。どちらもアルバム化されていないと思う。Kansuではもう一枚"Street Parade"が出ているので、このシングルもミーターズと録音したものと考えていた。しかし音の感触からみるとレーベルに記載されているように80年代に入ってからの録音に間違いないと思う。プロデュースにジョージ・ポーター・ジュニアの名前があるけど。アールの出来はまずまずだが、平面的なリズムがイマイチで全体としては平均点の内容だ。

Earlking2 アールは後にBlack Topからリリースしたアルバム「Hard River To Cross」でもこの曲を取上げている。ハチロクのリズムで3連を部分的に強調するリズム・パターンはKansuのシングルと同じ感触がある。

Dougsahm1 忘れられないのはダグ・ザームが88年に残した渾身のアルバム、「Juke Box Music」でのカヴァーだ。豪放だが繊細な哀愁味も兼ね備えた素晴らしいヴァージョンが聞ける。所有しているCDは「俺はダグが好きだっ!89年2月小尾隆」と記されたライナーが封入されている。

というわけで、"It Hurts To Love Someone"は最高です。

|

« New Orleans チャリティ・コンサート | トップページ | 百軒店の想い出 »

コメント

いいなぁ。そのアールのシングル、下さい!
"It Hurts To Love Someone"は訳せば、人を愛すことって辛いぜって感じではないでしょうか。

投稿: sumori | 2007年11月 7日 (水) 23時33分

>sumoriどの
 進呈はできませんが、DJ会などで回しましょう。翻訳、ありがとね。人生の機微を感じさせる内容なのですね。

投稿: booney | 2007年11月 8日 (木) 00時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« New Orleans チャリティ・コンサート | トップページ | 百軒店の想い出 »