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2007年7月の5件の記事

ロボット三等兵

Photo そもそもの始まりは雑誌ブルータスの落語特集から。付録に付いていた小冊子は古典落語のストーリーによる漫画。新旧の漫画家による作品の中に、何と前谷惟光の名が。小学生のときに好きだった「ロボット三等兵」の作者である。そこに一篇だけ収められていた落語漫画を読むと、最後に前谷氏の「まんが寄席」という本の存在が記されていた。即、アマゾンで注文。古典落語を素材としているので面白いのは当然だが、何よりも懐かしいペン・タッチにウルウルと感動した。

話はそこで終わらない。アマゾンは商売がうまい !! 7月上旬にダイレクト・Eメールを送ってきた。「何々をお買い上げいただいたお客様にお知らせです」ってやつだ。驚きましたね、何と「ロボット三等兵」の復刻本が上中下の3冊も発行されると、どーんとパソコン画面から飛び出したのだから。もう頭に血が上って即予約。俺のハートをダイレクトに刺激した本当のダイレクト・メールだった。

Robbot1 Robbot2 Robbot3

俺が子供の頃にこの漫画を読んだのは月刊の少年雑誌だった。今回のバージョンはそれより前の貸本屋(今の若者には分からないだろうね)向けに作られた漫画本(55年~57年)の復刻とのこと。戦争や軍隊を強烈に茶化す前谷氏の姿勢は実際に軍隊生活を経験したからこそだ。アナログ的という表現が似つかわしい温暖なギャグに、夢中になって読んだ遠い子供の頃を思い出す。当時の月刊誌、「少年」「少年画報」「おもしろブック」「少年クラブ」「日の丸」など(記憶が曖昧で誤りがあるかも)、表紙のイメージが頭に浮かぶ。

さらに驚いたのは巻末に並ぶ復刻作品の多さ。復刻のリクエストも募集している。参ったなー、マイ・ブームになりそう。当時のオリジナルなんて高いんだろうね。まあ、リイシュー版で充分だけどね。

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Live Week

Bluescarnival 22日の日曜日は日比谷の野音でライヴ見物。たぶんサニー・ランドレスが来たとき以来の久々のJapan Blues & Soul Canival。Soulがタイトルに追加されたんだね、今回はSoul抜きのラインアップだけど。マダムギター長見順さんを見るのは2度目だが、今回はベース、ドラムス全て女性のバンド。視覚的にも聴覚的にも華やかで、アヴァンギャルドなブルースというか、ど艶歌の「舟唄」ブルース・ヴァージョンは痛快。お次はSwinging Boppers。イベント・コンセプトを考慮したのか"Walk That Mess"なんて久しぶり。中年の健康への警鐘を鳴らす血圧もの、でも肉食いたいといつものノリで最高!

 で、シカゴからの外国勢となる。ルリー・ベルはやや期待外れ。本調子でないようで、テンションが伝わってこない感じ。圧巻は大トリのココ・テイラー。菊田Shunちゃんのバックもタイトで良かったけど、ソロはもう一人のリード・ギターが中心だったのでもっと弾いて欲しかったというのが正直なところ。ココは10年ほど前にChicago Blues Fest.で見ているが、パワフル過ぎといったその時の印象より良かった。大病を患った後ということで、パワーは昔ほどではないが、その分ナチュラルなブルース・シンギングになったと感じる。客席は蒸し風呂状態で暑かった、ステージも熱かった。久々に壮快で爽快な野外ライヴでした。いろんな人に会ったなー。会場で挨拶してる時間の方が長かったりして。吾妻さん、牧さん、早崎さんらバッパーズ勢、菊田Shunちゃんらミュージシャンともお話できましたー。

Dscf0744 Dscf07482 その前日の土曜夜は渋谷Blue HeatにてLiveを行いました。マスターに撮ってもらったその時の白熱(?)した模様です。ご来場の皆様、そして押し売り状態の中、Monophonics T-Shirtsをお買い上げいただいたお客様、感謝感激であります。bogalusaはリリースしたCDの宣伝の際に、我らのT-Shirtsの宣伝までしていただき、これまた感謝であります。というわけで、今週は原稿書きに専念いたします、ハイ !

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Parchman Farm

たまには好きなレコードの話でも。

Jmec "Parchman Farm"を最初に聞いたのはJohn MayallのLPだった。ヘヴィなブルースが並ぶ中、変テコな曲だなと感じたのを覚えている。69年発売の日本盤には糸居五郎氏の解説があり、「フォーク・ブルースの逸材モーズ・アリソンが作曲した」とある。今読むと笑える箇所もあるが、69年の暮れに入手した俺にとって初めての洋楽LPがこの盤だったので、モーズ・アリソンの名だけはその後も記憶に残っていた。

Mose1 モーズ・アリソン版の"Parchman Farm"を耳にしたのはいつだったか記憶にないが、その変テコだった曲がその後病みつきになるのだから面白い。その後もPrestige、Columbia、AtlanticなどモーズのLPやCDを見かけたら買うようにしてきた。もちろんオリジナルLPで揃えたいのだがソロ・デビューしたPrestigeでの初期の作品は価格も高いし、盤そのものも珍しくなっているみたい。

60年代初期にはColumbia、Epic、Atlanticでも作品を残している。基本的にはMose3 モーズのピアノとヴォーカルにベース、ドラムスが付く、所謂ピアノ・トリオでアルバムごとに印象が大きく異なることはない。何故この男に魅かれるかというと、強烈にブルースしてるから。ヴォーカルの感触は、洒脱な、粋な、というコピーが似合うソフトな雰囲気。鼻唄、ブルース小唄みたいなニュアンスがあって間違ってもシャウトすることはなく、ブルースで言う黒い感覚はない。でも、淡々と歌うフレーズの端々から湿り気ある底なしのブルース感が漂う。うーん、モーズのプレイを言葉にするのは難しいが、表面的にはさらりとしてるがMose2_1 Mose4_3 Mose5_3 中身はむちゃくちゃにエモーショナル、といったところで しょうかね。モーズの信奉者としてベン・シドランとか、ヴァン・モリソ ン、ジョージィ・フェイムらの名前が挙がる。後の二人は一緒にアルバム作っちゃったほどだ。

で、モーズのオリジナル・アルバムはMONO盤が良い。トリオが塊となるさまはMONOが良い。

Parchman 通称Parchman Farm。正式にはMississippi State Pententiary、州刑務所だ。デルタ・ブルースの唄にも登場するこの施設にデルタ・ブルースマンのブッカ・ホワイトが収監されていた、ブッカ本人が"Parchman Farm Blues"として後に録音を残した、Lomax親子がワーク・ソングの採集で訪れた、などなどブルース・ファンには馴染み深い場所だろう。数年前にミシシッピを訪ねたときにParchman Farmを通りかかった。Memphisから61号線を下り、Clarksdaleから41号線へ入る。そしてTutwilerから41号線のWestに入り暫く走ると右側に現れる。

モーズ・アリソンはミシシッピ出身だ。

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7月21日 Live

070721live_1 来る21日(土)に渋谷のブルーヒートでライヴをやります。対バンはJiveyなbogalusaです。Open 7:30、Start 8:30、チャージは\1,500+ドリンク代。

我らThe Monophonicsは、真夏の夜の悪夢(?)にならぬよう、せっせと練習して挑みます。バンドのTシャツも大量在庫(笑)してるので当日販売いたします。えっ、押し売りするなって? みなさん、お見逃し無く!!

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嵐の午後4時

Hobo 「東京レコード・CD祭り」、無事に終了しました。我らホーボーレコードは、有名中古レコード店がどどーんと展開する中、テーブル2台という陳列スペースでなかなか健闘したのでは、と思います。いやー、楽しいんだけど、商売は大変だーと痛感しました。そしてシステマチックに運営されるこの催しを「売る立場」で経験してみると、当たり前の話だがみなさんプロでありました。我ら素人集団が面白いのか、参加各店の方から質問が次々と飛んできます。「店舗は?」、「店舗は無いです」。「あ、じゃーネットね?」、「えー、HPはありますけど販売はしてないす」。「え?」。「音楽好きが集って、ダブって所有してるのとかを機会があれば売るって感じですかね」。「ふーん?じゃ、サークルだね」。「まー、そんなとこすかね」。

そんな状況なのに、俺等は全員ホーボーTシャツを着込んでいたし、それを現場で販売していたこともあって、他店のみなさんから注目を浴びていたもよう。そりゃそうだ、サークル商いの軽さがありながらわざわざTシャツ作ってるんだから。俺等の販売レコードを見て、「こりゃ安い」とか、「レア盤はしっかり値付けしてるねー」など、まあいろんなお話もあって面白かった。

Recomatu そして初日の開店時刻午後4時となり扉が開くと、どどーっと人がなだれ込む。走る走る、目当てのレコード屋さんへまっしぐら。嵐吹きすさぶってな按配です。俺は会場奥のDJブースでその光景を見ていたが、お客さんの眼の異様な輝きに圧倒されっ放し。そして、冷静になって我らの店舗を観察してみると、あれれ、お客さん誰もいないじゃん。どうなることやらと心配したが、その後じわじわとお客さんも取り付いてくれて、売り上げもじわじわって感じになったのでありました。初日閉店後に行われた、参加レコード店全員の飲み会も楽しかったなー。

Hakushi 翌日の7月1日(日)はインストア・ライブもあり、フォーキーでノスタルジックなウクレレ&7弦ギターのデュオ(若くて可愛い!)hakushi、そしてbogalusaBogalusaのJiveyな二人、レコード屋さんのバンドPerfect Circle Blues Bandなどのみなさんが、レコード探しに必死なお客を前に頑張って演奏しておりました。Perfect

俺のレコードもけっこう売れていましたが、これだけレコードが集るといろいろ目につく盤もあり、結構高価なブツを一枚買ってしまいました。個人的な収支は赤字にはなってないけどね。 そのうち10インチ・コレクションにUPします。

2日間の営業を終えた感想は、「うーん疲れた!!」というのが正直なところかしらね。友人もいっぱい来店してくれて、おまけに俺の押し売りにも応えてくれて感謝です。いつもありがとう !

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