« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月の8件の記事

Fillmore West

Fillmoremovie 4月だったか、サンフランシスコはベイエリアのファンク・ロック・バンド、コールドブラッドが来日していたと聞いた。ちょうどトニー・ジョー・ホワイトを見てた時期だったかも。リード・シンガーはリディア・ペンス。そのセクシーでいて熱いシャウトを思い出すのが「フィルモア最后のコンサート」(最后という表記が凄いね)という映画だ。公開当時(73年)、有楽町のスバル座で見たその映画は19だか20の俺にはかなりの衝撃があった。フィルムが回ってすぐに登場したナイス・バディのリディア・ペンス、興奮の極致となったクイック・シルヴァーの演奏、蒼白な顔で頭を振り回しギターを弾くエルヴィン・ビショップ。フィルモア・ウェストがその幕を閉じる日々をドキュメントした貴重な映像記録である。物持ちがいい俺は、映画鑑賞時に購入したプログラムを今でも持っている。しかし、どこにあるのか捜索に苦労する。今回はすぐに発見できたので画像アップしました。

フィルモア、往年のロック・ファンはこの単語の響きに特別な感慨を覚えるだろう。

Fillmorebox 現在、出演アーティストの契約の問題なのか、正規なDVDはないようだが、その昔Bootで入手したヴィデオを今見ても、昔と同じように興奮してしまう。幸い、LPで3枚組みのボックスが出ていて(CD化もされた)、71年6月に行われた最終週の特別公演を聞くことができる。いつの日か、この最期の週の全録音が発掘されないだろうか。そうそう、このボックスには入場チケット、ポスターなどのレプリカも入っていた。

Liveatfillmore オウナーのビル・グラハムは、66年にフィルモア・オーディトリアムをオープンし、その後68年に場所を移動してフィルモア・ウェストとしている。新たな住所は1545 Market St. at Van Ness Ave.だった。その全景は、69年のマイク・ブルームフィールドやタジ・マハールらのLiveを録音したアルバム「Live at Bill Graham's Fillmore West」(Columbia CS9893)の裏ジャケで見ることができる。

Fillmore99 99年の9月。フィルモア・ウェストが幕を閉じてから28年が経過したその頃、サンフランシスコへ旅をした。あのフィルモア・ウェストはどうなっているのだろうと、住所を頼りに訪ねてみるとそこはHONDAのショウ・ルーム。あまりにも変わってしまっていて半信半疑でそこに立ちすくんでいたが、意を決してショウ・ルームに飛び込んでみた。営業マンと思しき白人青年に「ここはこの住所で間違いないですか?」、「Yes」、「えー、あのー、そのー、昔ロック、この場所ライヴ、映画興奮、日本から来た」、「?」。その青年は奥の事務所に入り、営業部長級の年配の人を連れてきた。その人は開口一番「Yes、Fillmore West !」。俺と同じような輩がいろいろ訪ねてくるのかしらね。

もしNew Yorkへ行く機会があったら、Fillmore Eastの跡地にも行ってみたいな。住所は2nd Ave. at E.6th St. 誰か行く人いたら写真撮ってきてよ。オールマン・ブラザーズ、デレク・アンド・ドミノスなどなど、数あるライヴ盤を録音したところ。ぜひ拝んでみたい。

| | コメント (0)

Jelly Roll Bakers

Flyer1 昔出会った一人の男のことをHavana Moonのblogで思い出した。もちろん、その男の形見分けで頂いたWilson PicketのAtlantic盤を眺めたり、その男から「これいーよ、今度バンドでやろう!」と薦められたレコードのことが脳裏をよぎるたびに思い出す。

80年だったか、現ブラック・ミュージック・レビュー誌、当時はザ・ブルース誌の投稿欄に、ブルース・バンドのヴFlyer2ォーカル募集の記事があり、それに応募して初めて彼に出会った。Jelly Roll Bakersは既にLive活動を何年もやってきたようで、バンドはまとまっていて、そこに加入した俺はすぐに馴染んだ。その男はドラマーであり、4ビートの軽快なことといったら、もう素晴らしいスウィング感だった。ただし、Havanaのblogにあるとおり、エイト・ビートは気持ち悪かった。Howard TateのAtlantic盤を入手したようで、"She's a burgler"やろうよ、かっちょいいぜ、と練習を始めたのだが、原曲のバーナード・パーディのようなボトムの効いたビートとは比べ物にならないホンワカ・ビートだった。しかし本人は、「分かっちゃいるのよ、努力する」と真剣に8や16ビートに取り組んだ。

 あちこちでLiveFlyer3を精力的にやった。渋谷のLive-Inn、次郎吉、マンダラなどなど、途中ギタ ーやピアノが代わったり、ホーン・セクションを入れたりといろいろあったが、俺は87年頃までJelly Roll Bakersに加入していた。脱けてからは暫く音信が途絶えていたが、その頃にHavanaの木下君とその男は知り合ったことになるのだな。その男、三宅さんの訃報が届いたのは90年に関西に転勤して間もない頃。昔のバンド仲間からの電話は「三宅さんが亡くなった、駅で突然倒れそのまま亡くなってしまった」と告げた。慌てて喪服を持って新幹線に飛び乗ったこと、列車の窓から見える夜の風景を見ながら泣いたことを思い出す。人に言えぬ悩みを相談したっけかなー。

当時のフライヤーは全て彼の手作り。記録好きな俺は全部ではないが何枚かを今でも持っている。Liveの音源はほぼ全て残っていて、CD化にも取り組んでいるのだが遅々として進まない。ヴィデオもharuさんにいっぱい撮ってもらい、DVD化に手をつけたがこれもなかなか進まない。しっかり整理できたらJelly Roll歴代のメンバーを集めて、爆笑上映会をやりたいね。大笑いするのが三宅氏への供養になるはず、ああ、想像しただけで楽しい。

| | コメント (14)

DJ Kings ロックの日

Rockday_1 昨夜は中目黒のバードソング・カフェにてobin氏の一日店長デーということで遊びに行った。アナログ盤回して酒を飲むというのは本当に楽しい。そして、6月8日(金)はホーボー・レコードの重鎮DJ Kings主催のDJイベントが行われる。詳細はホーボー・レコードHPでご確認を!

僕も前回に続きレコードを回します。「ロックの日」というタイトルなので60年代Rockを持って行きますが、ソウルもオルガンものもかけたいなー。ホーボーTシャツの販売もあるでしょう。

加えて、既にご報告済みですが、ロックの日当日となる翌9日(土)はThe MonophonicsのLiveが渋谷テラプレインで行われます。19:00 open 20:00 startです。こちらもお暇ならよろしく!

| | コメント (0)

ベスト・シーズン

Iwana Fly Fishingは水面に水棲昆虫が飛び交う5月~6月がベスト・シーズン。新緑の美しい時期でもあり、川辺に立つと爽快である。しかし、今年はいつでも川に行ける状況なのだが、遊んでばかりではいられないと自制する自分が片隅に在るようで「さー、行こう!」という気分にイマイチ乗り切れない。

とりあえず行くか、なんて優柔不断な根性だと毛鉤を見つめる集中力も薄れるし釣果も低調。それでも今年初めての岩魚ちゃんとご対面できたので、良しとしよう。釣ったらどうするかって? 持ち帰ることは殆どなくリリースします。餌釣りのおじさん連中はバカスカ釣って持って帰るけど、それでは川の魚がいなくなるだけ。ああ、いつでも綺麗な魚がたくさん泳ぐ川があって欲しい。

川に向かう途中、運転しながら道路脇の看板が視界に入った。「ウンコと食事」と網膜に映った。確かにそう読めた。何だありゃ? 何かの間違いか、そりゃレストランにトイレぐらいあるだろうよ。その瞬間、ああ、俺の目は相当に衰えた、と一人で笑ってしまった。「ワンコと食事」、そう、ペットと一緒に入れるレストランってわけだ。うーん、なかなかいい日だったぜ。

| | コメント (6)

Funkyな夜

Dirtydozen 昨夜は渋谷クアトロにてDirty Dozenのライヴを見た。オール・スタンディングでほぼ満員。座って見物できたのだが、スピーカーの側だったので今日の朝まで左耳がモワ~ンとしてる。

久々に見たDirty Dozen、最後に見たのは98年のNew Orleans以来なのだが、その時と同じようにセット・ドラムス、ギター入りという構成。いろいろ物議をかもし出したブラス・バンドとしての形態はどうなの?という疑問を吹き飛ばす強力なファンク・ビートに興奮しまくった。オリジナル・メンバーは、Gregory Davis(tp)、Efrem Towns(tp)、Kevin Harris(ts)のみ。バリサクのRoger Lewisは胆石の手術で来れなかったとのこと。バリサクの入らない"My Feet Can't Fail Me Now"は少し物足りなかったが、2時間弱をノン・ストップでファンクし続けたステージは素晴らしかった。Guitarの黒人青年の顔に見覚えが....、と思ったらDirty Dozenでは珍しい、ど・ブルース・チューンに突入。ギターをバリバリ弾いてフロントに出て歌うそのギター青年は何とあの男ではないか !!。

 一人舞台でブルースをかましたその男は、Kipoli Woods aka. Baby Wolf。驚き喜んだのは当日夜、俺を含み約2名だったと思うが、思いがけないキポリ君の熱演にさらに得した気分。ナマは最高と改めて感じるDirty Dozen in Japanでした。17日は名古屋、18日は大阪。どちらもBlue Noteでまだギグは続く。そっち方面の人、見たほうがいーよ。

| | コメント (0)

6月Liveのお知らせ

Logo ←渋谷のブルース・バー、テラプレインにてThe MonophonicsのLiveがあります(地図)。

6月9日(土) 20時スタート。対バンはTV Mama。チャージ\1,000。

 今回は新曲を披露できると思います。練習して、体力付けて頑張ります !!

 それと、まだ先の話ですが7月21日(土)に渋谷ブルーヒートでのLiveも決定してます。対バンは当blogでも話題沸騰のbogalusaです。偶然にも同日のブッキングとなり、こりゃ大変なことになっとります。こちらも何か技を考えなきゃ、とな。

| | コメント (0)

ホーボー レコード開店(予告)

Hoborecord 昨年、アナログ盤好きなオッサン5人+庶務担当の女性1人によるUsed Record Shop、ホーボーレコードが発足した。いつも営業しているわけではありません。中古レコード屋のオヤジになってみたい、という願望を洒落で実現させて一週間の営業を行ったわけです。最も売れたのはTシャツだったというオチもつきましたが、経営者の一人として充実した時間を過ごしました。この後はオークションで出物を捜すのも中古レコード屋に行くのも、コレクションの充実より仕入れの方が先に頭をよぎり、何だか妙な気分になったりして。

Recocd1 暫く閉店していましたが、ひょんなことから全国各地で展開されている中古レコード、CD販売の祭典にホーボーレコードが参加することになりました。「東京レコード・CD祭り」がそれで、来る6月30日(土)、7月1日(日)に渋谷の道玄坂でどーんと開催されます。人気のホーボーTシャツも各色各サイズを用意する予定。イベントの詳細はこのHPを参照してください。会場ではLiveあり、DJイベントありと盛りだくさん。俺は両日とも店番やりますよ。では会場にてSee ya!

| | コメント (0)

Be Cool

Blazers Los Angelesのクラブ・ブルース=スリー・ブレイザーズという公式は永遠に変わらない。チャールズ・ブラウンのピアノ、ヴォーカル、リーダーのジョニー・ムーアのギター、エディ・ウィリアムズのベースというトリオで44年にレコード・デビュー後、メンバーの変遷はあれど10年ほどの期間に大量の録音を残している。

 47年にはナット・キング・コールの下を離れたジョニーの弟、オスカー・ムーアが加入し、音的にも最充実期を迎えたのが48年のExclusive録音と考える。超人気であった本家イケメン・ブルース・バラディアー、チャールズ・ブラウンはAladdin録音を開始した48年秋、同メンバーでレコードは作っているが独立(ギャラ的な話だろうな)し、音の方も画一的になっていったと感じる。

ジョニー・ムーアはチャールズの代わりにレンダー・バーンズやビリー・ヴァレンタインをBlazers2 起用、ベースのエディはフロイド・ディクスンとバンド作って抜けたため、ナット・キング・コール・トリオの元メンバー、ジョニー・ミラーを迎え(あー、ややこしーぜ)、RCAからレコードをリリース。その音はComplete RCA Recordings 1949-50というCD(WESTSIDE WESD217)で聞ける。49年当時、チャールズ・ブラウン、そしてジョニー・ムーアのスリー・ブレイザーズ、加えてフロイド・ディクスンのブラウン・バディーズと、全てが似たようなカクテル・ラウンジ系のブルースを演ってたわけだ。いかに需要があったかがよく分かる。凄い。

Blazers1_1 そして最近リリースされた左のCD、聞く前から頭の中に音が響いてくるほど内容は想像できちゃうのだが、やはり買ってしまいました。

Johnny Moore's Three Blazers / Be Cool  (ACE CDCHD1148)

ベースのエディ・ウィリアムズが出戻って、ヴォーカルにはフランキー・アーヴィン、女性シンガーのマリ・ジョーンズを据えて録音した52-54年の作品集。音源はModern、RIH、Moneyなど。さすが英エイス、未発表6曲、ミックス違いが2曲(とはいえ既発のシングルがレアなんすから)という、良い仕事。Jim Dawsonのライナーも詳細で素晴らしく、写真も綺麗。ジョニーとオスカーの兄弟。メロディックな単音とジャジーな和音のバランスが絶妙です。某ブルース雑誌では「搾り出しギター特集」を組んでいたが、俺はこのCDで聞ける「滲み出しギター」の方が好み。あっ、もちろん雑誌は楽しく読んでますよ。バディ・ガイもBBキングもサインもらったことあります、スティーヴィ・レイ・ヴォーンは来日コンサート見てます、カルロスさんも好きです(汗)、はい。

Jonnyoscar さっきも言ったけど、スリー・ブレイザーズについてはチャールズ・ブラウンを擁した48年のExclusive録音が大好き。でも、以前出ていたNight TrainからのCDは音質が悪い。Route66とその系統で出ていたアナログ盤は全て所有してるけど、音質はSP盤起こしなんで結局はダビングした音。たしかJSPだかがBOXでその頃の音をリイシューしてなかったっけ? 少しはましな音質なのかね? まあ、コンディションの良いSPがありゃいいんだけど、これ以上SPが増えると、床に放置とか、隙間に放り込むとか、恐ろしくて....。

| | コメント (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »