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Fillmore West

Fillmoremovie 4月だったか、サンフランシスコはベイエリアのファンク・ロック・バンド、コールドブラッドが来日していたと聞いた。ちょうどトニー・ジョー・ホワイトを見てた時期だったかも。リード・シンガーはリディア・ペンス。そのセクシーでいて熱いシャウトを思い出すのが「フィルモア最后のコンサート」(最后という表記が凄いね)という映画だ。公開当時(73年)、有楽町のスバル座で見たその映画は19だか20の俺にはかなりの衝撃があった。フィルムが回ってすぐに登場したナイス・バディのリディア・ペンス、興奮の極致となったクイック・シルヴァーの演奏、蒼白な顔で頭を振り回しギターを弾くエルヴィン・ビショップ。フィルモア・ウェストがその幕を閉じる日々をドキュメントした貴重な映像記録である。物持ちがいい俺は、映画鑑賞時に購入したプログラムを今でも持っている。しかし、どこにあるのか捜索に苦労する。今回はすぐに発見できたので画像アップしました。

フィルモア、往年のロック・ファンはこの単語の響きに特別な感慨を覚えるだろう。

Fillmorebox 現在、出演アーティストの契約の問題なのか、正規なDVDはないようだが、その昔Bootで入手したヴィデオを今見ても、昔と同じように興奮してしまう。幸い、LPで3枚組みのボックスが出ていて(CD化もされた)、71年6月に行われた最終週の特別公演を聞くことができる。いつの日か、この最期の週の全録音が発掘されないだろうか。そうそう、このボックスには入場チケット、ポスターなどのレプリカも入っていた。

Liveatfillmore オウナーのビル・グラハムは、66年にフィルモア・オーディトリアムをオープンし、その後68年に場所を移動してフィルモア・ウェストとしている。新たな住所は1545 Market St. at Van Ness Ave.だった。その全景は、69年のマイク・ブルームフィールドやタジ・マハールらのLiveを録音したアルバム「Live at Bill Graham's Fillmore West」(Columbia CS9893)の裏ジャケで見ることができる。

Fillmore99 99年の9月。フィルモア・ウェストが幕を閉じてから28年が経過したその頃、サンフランシスコへ旅をした。あのフィルモア・ウェストはどうなっているのだろうと、住所を頼りに訪ねてみるとそこはHONDAのショウ・ルーム。あまりにも変わってしまっていて半信半疑でそこに立ちすくんでいたが、意を決してショウ・ルームに飛び込んでみた。営業マンと思しき白人青年に「ここはこの住所で間違いないですか?」、「Yes」、「えー、あのー、そのー、昔ロック、この場所ライヴ、映画興奮、日本から来た」、「?」。その青年は奥の事務所に入り、営業部長級の年配の人を連れてきた。その人は開口一番「Yes、Fillmore West !」。俺と同じような輩がいろいろ訪ねてくるのかしらね。

もしNew Yorkへ行く機会があったら、Fillmore Eastの跡地にも行ってみたいな。住所は2nd Ave. at E.6th St. 誰か行く人いたら写真撮ってきてよ。オールマン・ブラザーズ、デレク・アンド・ドミノスなどなど、数あるライヴ盤を録音したところ。ぜひ拝んでみたい。

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