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ガンボ!な本

Gumbo 吾妻光良とSwinging Boppersの最新CDのライナーに、a nice juke joint in Kichijoji と紹介された"Havana Moon"は、残念ながら昨年末に閉店した。そこに集る音楽好きが店の定休日に自慢の7インチ・レコード(シングル盤)を持ち寄って酒を飲む、という「シングル盤友の会」というのがあり、僕も会員として参加させてもらっていた。オウナーの木下君は酒好き、音楽好き、サッカー好き。「こだわり無くして何が男ぞ!」と顔に書いてあるような、愛すべき頑固野郎である。彼のblogで紹介されていた一冊の本をようやく僕も入手した。著者の泉けいさんは木下君がNew Orleans旅行したときに現地でお世話になった方だという。その本の名は「ガンボ!」。サブ・タイトルは「ジャズの生地、ニューオーリンズに万感の思いを込めて」、出版社はテン・ブックス(ISBN4-88696-019-7)だ。

 何の予備知識もなく、ましてやニューオーリンズの音楽についても興味を持っていなかった著者が、ひょんなきっかけからこの街を訪れ、そして街そのものに恋してしまう滞在記、いや恋愛物語である。お世話になった現地の人々、それもお年寄りたちの話が温もりある文章で綴られる。食べ物、ジャズ・フューネラル、マルディ・グラなどなど。「ニューオーリンズでは、音楽に触れずに暮らすことのほうが難しい。ふつうの生活を送っていても、音楽はつねに、すぐそこにあった」。ああ、もう素晴らし過ぎて言葉もない、暮らしの匂いに溢れたエピソードが素敵だ。

 いつの日か、ダーッと行ってガツガツとLiveを見て、ガーッと帰る慌しい旅ではなく、のんびりとニューオーリンズの日常を感じる旅をしたいものです。興味ある方はぜひご一読を!

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