New Orleans DJ Night
久々にNew Orleans Musicの特集DJ会を開催します!
2012年9月15日(土) @四谷ブルーヒート 18時Start
入場無料(ドリンク代のみ) DJ:文屋章、関根雅晴、添野知生
今回初登場の添野さんは、「レコード・コレクターズ誌」2008年3月号、アラン・トゥーサン特集で健筆を揮った愛好家です。トゥーサン・マジックを解き明かしてくれるに違いありません。ご期待ください!
久々にNew Orleans Musicの特集DJ会を開催します!
2012年9月15日(土) @四谷ブルーヒート 18時Start
入場無料(ドリンク代のみ) DJ:文屋章、関根雅晴、添野知生
今回初登場の添野さんは、「レコード・コレクターズ誌」2008年3月号、アラン・トゥーサン特集で健筆を揮った愛好家です。トゥーサン・マジックを解き明かしてくれるに違いありません。ご期待ください!
すっかり更新をサボりました。最近はfacebook(http://www.facebook.com/akirabunya)にあれやこれやとで。
DJ Partyのお知らせです。来週、4月21日(土) 自由が丘Birdsong Cafeにて。
新井崇嗣、文屋章、小尾隆、DJ-Aliveの4名がすてきな選曲でレコードを回します。
19時30分スタート。酒とGrooveに酔う春うららの夜、楽しみましょう!
などと簡単にお別れできる年ではなかったね。大変な年でありました。人間の驕りと無力さを嫌というほど感じさせられた年でもあった。政治って何なんだろうとため息ばかりの年でもあった。
個人的には新たな職場にようやく馴れ、改革しなきゃとファイトを維持できた年でもあった。
音楽については溢れかえる情報に踊らされることもなく、クールに自分の嗜好をなぞった普段どおりの付き合いで・・・・
更新も滞りがちだけど、まあ、年齢相応にゆったりと過ごしていこうっと!
12月17日(土)、自由が丘 Birdsong Cafeにて「年忘れDJ Party」が開催されます!
19時30分スタート(飲み代と通常チャージ\500)。
DJはいつもの爽やかなメンバー、小尾隆・新井崇嗣・文屋章・DJ-Aliveの4名。こだわりの選曲で2011年にさよならします。
come on, join us !
12月3日(土)四谷ブルーヒートでライヴがあります。
Radatapと、Marlena Ryo & Honeydipsの共演です。どちらもソウル系のお薦めバンド。私もHoneydipsで2曲ゲストで歌います。
お暇なら来てよね。
昨日は新横浜の日産スタジアムで中学生の陸上競技会「ジュニア・オリンピック」の観戦。神戸の友人、潮崎君の愛息が走り高跳びで出場するため、応援に行ったのだ。潮崎君は「New Orleans Music Guide Book」の裏表紙を飾る、プロフェッサー・ロングヘアの粘土細工を制作したことでそのスジでは知られる男である。彼の家族に会うのは2006年の大阪、中之島で開催された、シリル・ネヴィルが出演したフェスティヴァル以来。親の背をはるかに超えた長男の体格を間近にして、改めてその成長ぶりに驚いた。
競技は下馬評どおり優勝。バーが上がっていく中、全て一回でクリアするのだから大したもんである。残念ながら2M超えの記録には至らなかったが、審判の上背をはるかに上回るバーをスルリとクリアする姿は美しかった。敏捷な動きは素人写真ではなかなか捉えられず、このジャンプは練習中の姿。記録は198cm、偶然にもゼッケンが198なんていいオチだね。次回の大会は自己の記録201cmを超えるゼッケンがいいなんて笑い話も出たのでした。
同時に100M走や400Mリレーなどトラック競技も行われていて、思わず「速えー!」と驚嘆した。初体験のナマ陸上、ダイナミックに躍動する選手たちの姿と優勝の喜びが重なる素晴らしい秋の一日となった。
22日の"Analog Heaven"、楽しく過ごしました。今回は全てNew Orleans、それも久々に全てシングル盤を回したのですが、やはり後半のFunkに人気が集中したような。
真面目に選曲リストを作ってプレイ前に配ったりしましたが、まあ、来れなかった人にもここでお知らせしておきましょう。
1.Going Back To New Orleans / Joe Liggins
2.Tipitina / Professor Longhair
3.Goin' To Jump And Shout / Smiley Lewis
4.Lottie-Mo / Lee Dorsey
5.Scoop Scoobie Doobie / Jessie Hill
6.Pop-Eye / Huey Smith
7.Check Mr. Popeye pt.1 / Eddie Bo
8.Popeye Joe / Ernie K-Doe
9.Time Is On My Side / Irma Thomas
10.Woman Left Lonely / Irma Thomas
11.Soul Train / Curley Moore
12.Sweet Touch Of Love / Allen Toussaint
13.You Don't Know How / Deacon John Moore
14.Lovely Woman / Eldridge Holmes
15.Mojo Hannah / Aaron Neville
16.Mo Jo Hanna / Henry Lumpkin
17.Baby I Love You / Johnny Adams
18.Hook And Sling pt.1 / Eddie Bo
19.Here Comes The Meterman / The Meters
20.Funky Soul pt.1 / David Batiste & The Gladiators
21.Dapwalk / Ernie Vincent & The Top Notes
22.Do Whatcha Wanna pt.2 / Rebirth Brass Band
トップ・バッターの新井崇嗣君のセット・リストも手元にあるので掲載しておきます。いつものようにコテコテ。DJ衣装もFameのT-Shirtsでした!
「祝ボックス発売:秋のフェイム大感謝祭」
1. Sweet Soul Music / Arthur Conley
2. A Shot of Rhythm & Blues / Jimmy Hughes
3. Backdoor Santa ~ Tell Daddy / Clarence Carter
4. A Woman Will Do Wrong / Irma Thomas
5. Airborne Shuffle / Wallace Brothers
6. You Left the Water Running / Otis Redding
7. Back in You Arms / Wilson Picket
8. Why Don’t You Try Me / Maurice & Mac
9. I Can’t Stop / Ben & Spence
10. Up Tight, Good Woman / Laura Lee
11. Double Lovin’ / Spencer Wiggins ~ The Osmonds
12. That’s How Much You Mean to Me / George Jackson
13. Time Has Brought About a Change / Willie Hightower
14. I’d Rather Go Blind / Etta James
また12月に忘年会を兼ねてどーんとやりましょう!
10月の3連休、天気にも恵まれて良かったですな。9日は京浜Rockへ。今年は制作企画が変わり、いつになくブルース度高し。お客さんの年齢層もぐっと高し。
ムッシュが加わったブルース・ザ・ブッチャーのライヴ、始まりが午後1時と早いのには驚いたが、ドラムスの沼澤氏が夜にファンク・セッションのギグが入っていて、そのために出演時刻が早まったんだそうな。野外ステージ、Kotezのショウマン・シップが観客を煽るところを見て、今年のFuji Rockもこんな風だったんだろうなと想像する。セッションではなくバンド・ユニットにこだわる彼らのブルース根性、同感するところ大である。久々の野外、それも昼のブルース鑑賞となった。
翌日は夜のブルース鑑賞。神戸から1年ぶりに東京へやって来たNacomiさんのライヴ。今回は町田謙介との共演で昨日に続くKotezのハーモニカ、ドラムスは(写ってなーい、すまん)ノビちゃんというセッションをブルーヒートにて。
フロント両名のオリジナルが交互に奏でられ、途中に必殺の「飛び道具」Kotezがブルース・スタンダードを歌う構成。Nacomiさんの"追っかけ"が多いせいか、男度合い90%の観客層。和気あいあいの、ブルースながら爽やかさも残るひとときでありました。もちろん、ノビちゃんの風船ドラム・ソロもありましたが、そろそろ飽きられたかなと感じた矢先、「他のものを出せ」、「鳩を出せ!」という要望が飛ぶ場面も。すかさず本人から「生き物は出せません」となって大爆笑となりました。
さて、22日(土)は場所も同じく四谷ブルーヒートでDJ会です。昨日は真面目に選曲してました。飲み代だけです。アナログのぶっとい音をイカした選曲で楽しみましょう!
昨日は二子玉川の花火。今年は節電とかいろいろで開催が10月になったとか。いつもの夏は世田谷と川崎主催の花火が同時開催なので二子玉川は大騒ぎとなるが、今年は川崎だけ。それもこの時期なのでそんなに混まないだろう、なーんて予想していたが見事に大外れ。駅付近のショッピング・ゾーンは大混雑だし、地下の食品街でビールとつまみを買おうにも「最後尾」というプラカードがあちこちの店に林立していたのだった。
花火見物は川崎寄りで(だって川崎市民だから)と、二子玉川駅から多摩川の橋を歩いて渡る。気持ちよろしい。会場に到着すると人がいっぱいでウッドストック状態。花火にはそれぞれスポンサーが付いていて、それはいいんだけど、上げるまえに川べりのスピーカーからいちいち宣伝がアナウンスされ、それがうるさいっ!! 花火と花火の合間も長く、もっとどかどかっと連続して上げてくれっ!! と文句ばかり言ってもしょうがないか。あんなに汗だくの毎日だったが、10日も経たないうちの秋風にロンTではちょっと寒い。花火はやはり蒸し暑い夏の夜が似合うね。
来週は恒例の京浜ロック。ブルース・ザ・ブッチャー楽しみ。そして羽田を飛び立つヒコーキの写真をまた撮ろうっと。
ジェイムズ・リー・バークが著した刑事(作品によっては保安官)デイヴ・ロビショーを主人公としたサスペンス・シリーズ。その6作目「in the Electric Mist」がトミー・リー・ジョーンズ主役で映画化され、DVDがリリースされている。過去にも2作目の「Heaven's Prisoners」がアレック・ボールドウィンの主役で映画になったことがある。
何といっても舞台がルイジアナなので、バイユー・カントリー真っ只中のシーンが多く背景に流れる音楽もケイジャン/ザディコが中心。年老いたミュージシャン役にバディ・ガイ、亡霊として登場する南軍の将軍はリヴォン・ヘルムだ。また野外のパーティ・シーンにはネイザンとザディコ・チャ・チャが登場するので南部音楽のファンは見逃せない。
トミー・リー・ジョーンズは小説のイメージとはちょい違う感触なのだが、まあ映画化されたのだから良しとしよう。
なんて書いてきたが、鑑賞中に寝込んでしまって最後まで見ていない。いや、退屈して居眠りこいてしまう内容ではないのだが、殺人事件が続くのにどうもモヤッとした感じかね? さて、もう一回見てみましょうか。
風邪薬やシチューとか、TVのCMも変わり始めて秋近しですね。
さて、あちこちのバーに出没するDJ4、10月は四谷のブルーヒートに登場です。
こだわりのオーディオ機器が揃うブルーヒートでアナログ盤の艶音を楽しみましょう!
私は New Orleans Music Onlyでいこうと思います、Handa Wanda !
19日、バッファロー・レコードのダグラスさんがDJをやるというので、自由が丘のBirdsongcafeへ。Jon Clearyの最新音源を披露してくれるというので勇んで出かけたわけだ。
ダグさんの話によれば、6曲ほどを送ってくれたらしい。その全てがAllen Toussaint作というのだから興味津々。4曲ほどを耳にしたが、"Wrong Number"、"What Do You Want The Girl To Do"、"Popcorn,Pop,Pop"(AtcoでなくAlonバージョン)あたりがJonのヴォーカルで聴けた。Jon以外の歌い手によるJazzっぽいセカンドライン調の曲もあった。メンバーは不明だが、自宅スタジオで自分が各パートをこなして被せた雰囲気もある。
ともあれ、骨太グルーヴ満載、ウェットなヴォーカルも好調。早く完成バージョンを聴きたいっ!!
3連休の初日、武蔵美で開催されている「中村とうようコレクション展」に足を運ぶ。お別れ会の前に是非とも行っておきたかったので。既にあちこちで紹介されているので多くを書くことはしないが、展示されているアジア、インド、アラブ、アフリカの民族楽器を前にして、木、皮、繊維、骨などの天然素材が持つ質感に魅せられる。そこでは無言の楽器だが、柔らかな音色が目の前で躍るような不思議な感覚にとらわれる。そしてとうようさんが厳選したと思われるレコード・ジャケットの、その殆どが国内盤であることに笑みが浮かぶ。その理由は優れた音楽を日本に紹介してきたという実績に他ならないから。
あちこちでブチまけたとうようさんの音楽論争を興味深く読んだ。特に日暮さんとの「B.B.King論争」については(一読者の俺は日暮派として見ていた)、頑固なオヤジ、しょうがないねと思ったりしたものだが、信念に基づき断固たる主張で挑むその存在は50過ぎの音楽好きにとって大きなものがあったと思う。
ミュージック・マガジン9月号の「とうようズトーク」には驚いた。前号で連載は終わりかと誰もが思っていただろう。独立した南スーダンのこと、とうようコレクション展のことなど、いつになく穏やかな語り口の前半に続き、最後は死の直前にしたためた読者への遺書となっていたのだから。
ワールド・ミュージックには興味はなかったけれど、アメリカの黒人音楽については大いに感化された。ありがとうございました。改めてご冥福をお祈りします。
日曜の昼下がり、久々に取り出したのがザ・バンドのファースト。アナログで聴くのは本当に久し振り。とりわけ好きなリチャード・マニュエルの、とりわけ好きな曲が並んでいる。ダラダラ聴いてはいけない音楽、スピーカーの前できちんと聴く音楽がここにある。ザ・バンドで好きな曲は山ほどあるが、うん、やはり「In a Station」が一番かな。68年2月、雪に埋もれたビッグ・ピンクでひたひたと録られた歌。しっかし深い声してるよな、と暫し聴き惚れてしまう、圧倒される。
ここで歌われる駅は、人々が移動の通過点としか見ていない東京のどこかの駅とは違う。ここで歌われる山は、登山シーズンに混雑するどこかの山とも違う。ゆったりとした歩幅で駅を歩き、人生が交錯するさまを呟く。踏みしめるように山を登り、その起伏になぞらえて人生の機微を語る。そんな深みのある詩ではないかと思う。
リチャード・マニュエルは86年3月4日、首を吊って自らの命を絶った。
こんなタイトルにすると、「45rpmアルバイト募集」なんて検索した人がこのblogにひっかかっちゃうかも。許せ。さて、19日は大井町のグルーヴァーズ・パラダイスでのDJ会に参加。いつものobin、新井崇嗣、DJ Aliveとレコードを回しました。Wizard Of Turntable、DJ Aliveのスクラッチとつなぎ技に改めて感動。メジャー・デビューしてもらいたいものです。無茶苦茶に面白い。
私のプレイ・リストはこんな感じ(順番は忘れた)。
お集まりいただいたみなさん(女性度高く嬉しい)、楽しかったです。また集まりましょう!
話変わって、ようやく入手したこの本。いやはや良くぞ集めたものと驚くばかり。54-64年(私が1歳から11歳まで!)にリリースされた国内盤の洋楽シングルを網羅したもの。レコード評なんぞ一切なし。ピクチャー・スリーヴとタイトル、リリース年のみを記した正にアーカイヴ。僅かに所有している盤が数枚あるのだが、特にR&R、R&B、アーリー・ソウルのお宝シングルには、こんな盤も出ていたのかと感心するばかり。欲しいのいっぱい、でも高そうでため息ばかりなり。
アメリカ、イギリス、フランスなどなどポップス先進国から原盤を買って日本に紹介したレコード会社の根性も凄いが、それをコレクターがこうして記録に残したことはさらに凄い!
原盤タイトルを巧みにアレンジした邦題が楽しく、レコード会社の担当者の苦悩も偲ばれる。
こんなのが山ほどあって、あたしゃカックンです! 暫くは、いや死ぬまで何度も読み返して幸せな気分になれる、これで3,675円(税込)は安い買い物。シンコーさんの宣伝するわけではないけど、ピクチャー・スリーヴと邦題は日本の文化、絶版になる前に買っておきましょう!
ありゃ、もう一ヶ月もたっているが7月17日に「下町ソウルの祭典」を楽しんだので書いておこう。稲荷町ブルース・バンドと”巷で噂”のThe Fave Ravesのソウル・バトル。すっげー熱くて暑い夜でありました。
初めてみたFave Raves、ヴォーカルの青山君が先ずは素晴らしい。初めから終わりまでパワー全開、延々と続くシャウトの応酬に驚いたのなんの。これだけ歌える日本人はそうはいないと思う。
この日はドラムスが都合で来れず、トラが入っていたがアンサンブルに問題なし。O.V.ライト、オーティス・クレイ、アル・グリーンの有名曲を連発。最後はソウル・チルドレンとサム・クックで締めた。
途中、稲荷町のヴォーカル、ティーチャーも加わりダブル・ダイナマイト状態に・・・。
コーラス隊に綺麗どころが3人加わり、ディープなソウル・ショウも一際華やかになった。
当日、その青山君と少し話しをしたのだが、彼も俺と同様3年ほど前にMemphis~Muscle Shoalsへ旅をしたとのこと。Fame Studioの見物話で大いに盛り上がった。現地で「Rick Hallに会わせろ」と頼んだらしいが、さすがに俺はそこまでの勇気はなかったわけで、そのディープな根性に惚れました、あ、もちろん歌の方も。
87年の3月末だったか、知人のバーでとうようさんに偶然お会いした。俺はその時、New OrleansのJazz Fest.に行くことを決めていて、出演者が一覧できるパンフレットを持っていた。それを手にして「ほう、サニー・アデが出るんですね」と、とうようさんが呟いたことを覚えている。
それから間もなく、当時のミュージック・マガジンの編集者から「編集会議で次号はNew Orleans特集をやることになった。現地に行かれると聞いたので、Jazz Fest.の見聞録を書いていただけないだろうか?」と連絡があった。びっくり仰天、こんな何処の馬の骨とも分からん、それも文章なんてまともに書けるかどうか分からん男に依頼してもいいのかね?と思ったのだった。創刊当時から愛読者でもあったし、そこに駄文を書くというのは恐怖でもあった。見て感じたことを素直に書けばよいのだと言い聞かせ、その仕事を引き受けた。それが始まり。
とうようさんにはその後コンサート会場でお会いした際にご挨拶する程度。近年はお目にかかる機会も無かった。それにしても、自ら命を絶ってしまうとは・・・・・・。
武蔵野美大にご自分のコレクションを寄贈されたことは知っていた。ちょうどこの夏、そのレコードやさまざまな楽器が一般に展示されているようで、ご冥福を祈るためにもぜひ出かけたいと思う。R.I.P。
先週の23日から25日まで2泊3日の釣行。久しぶりなので準備段階から子供の遠足みたいにわくわく。行き先は福島の南会津。天気予報は東北に梅雨前線が停滞し、大雨と伝えていた。レインウェアを着こんでも大雨の中の釣りは苦行に近いものがある。まあ覚悟して現地に行ったのだが、曇ったり小雨が降ったりで釣りにはちょうど良い。俺のフライに数匹のイワナが遊んでくれた。
宿でテレビを見ると、隣の新潟や山形は大雨とのことだが南会津は奇跡的に大崩れしていない。翌日は太陽が照りつけ、一転魚の気配が全くといってよいほど無くなる。不思議なもんだ。夕方には曇りから雨に変わり、日没近くにバタバタと釣れたのでボウズになることなく竿をしまえた。
宿の主人に話を聞くと福島の西外れとはいえ、福島県というだけで客足は遠のいてしまっているとのこと。友人とのオジサン二人旅、雨が降ってもこのさきの人生にあまり影響なし、放射能恐くないと遊んで来たが、いやはや風評被害はそこかしこにあるのだな。
最終日は釣りをせずに尾瀬を歩こうと計画していたが、さすがに梅雨前線が南下を始め南会津は大雨となった。どっかで観光しなきゃと日光に寄って雨の東照宮へお参り。アベックや家族連れで賑わう中、オジサン二人はかなり浮いた存在ではあったが、へらへらと散策して帰途についた。走行650Kmなり。
渓は緑一色。久々の釣行という嬉しさもあり、草いきれと川の匂いが無茶苦茶に心地良く感じた。で、思わず口もあんぐりと開いてしまうのだ。夜は露天風呂の温泉に浸かり、生ビール飲んで山菜料理やイワナのタタキなど山の恵みを食らう。加えて気温は高原の天然クーラーなのだから言うことなし。
今日から日常に戻った。どよーんとした東京の空気。ああ、また川に行きたいのう。
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